2018年7月24日

テラドローン/ジョン・ジンクが国内大手製油所にてドローンによるフレアスタック点検を実施 ~国内初、RTK付き機体(Matrice210 RTK)及び専用赤外線カメラをプラント点検に活用 〜

 

 

 

テラドローン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表:徳重 徹、以下「テラドローン」)、コークアジアパシフィック合同会社ジョン・ジンク事業部(本社:東京都品川区、代表:内藤 秋夫、以下「ジョン・ジンク」) は、DJI製赤外線カメラを搭載したRTK付きドローン(Matrice210 RTK)を用いて国内大手製油所にて、フレアスタック点検を実施致しました。

 

<ドローンをフレア点検に使用するメリット>

フレアスタックは工場の余剰ガスを燃焼する機器で、プラントが運転中は運転開始・停止の作業中も含めて常に安全に運転できる状態にあることが要求されています。燃焼は先端に取り付けられているフレアチップによって行われますが、安全上の制約から運転中にはフレアスタックに登ってフレアチップを点検することが出来ません。従来は地上からの目視によりフレアチップの健全性を確認していましたが、地上からの角度でのみの目視であり、解像度にも限界があることから、十分に状況を把握し、運転停止時の補修計画を立てるのが困難でした。仮に定修中に予期せぬ不具合が発見された場合にはその補修が完了するまではプラントを立ち上げることができず、その影響は計り知れないものがあります。

ドローンを使用してフレアチップの状態を近距離から撮影することにより、その状態を高い精度で把握することができ、定修時に必要かつ十分な補修を行うことが可能となります。これにより、プラントの安全性、信頼性の向上はもちろん、非計画運転停止の回避ならびに定修時のメンテナンス費用削減が期待されます。

 

<点検詳細情報 >

 

<使用機体および、使用赤外線カメラについて >

本案件では、DJI製の点検機体Matrice210 RTKと赤外線カメラを使用致しました。

耐風性が高く、地場干渉の影響を受けにくい当機体の採用により、安定したフライトが実現し、精緻なデータ取得が可能となりました。また、赤外線カメラの映像とカメラ映像のデュアル撮影が可能なDJI製赤外線カメラを採用したことにより、異常箇所の詳細な把握が可能となりました。

 

 

 

 

点検用ドローンの購入相談、活用方法に関する問い合わせ

・テラドローン株式会社

・電話 : 03-6419-7193

・メール: info.jp@terra-drone.co.jp

・HP : http://www.terra-drone.net

・当現場で使用した産業機体、およびカメラは下記より購入可能です。

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