UAVレーザを活用した砂防堰堤の3次元起工測量を国土交通省発注工事にて初実施 i-Construction(アイ・コンストラクション)を推進 

自社開発のドローン搭載型レーザ「Terra Lidar(テラライダー)」による測量で、工事のより正確な施工管理に貢献

ドローン搭載型レーザ「Terra Lidar」による測量の様子

テラドローン株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:徳重 徹、以下 テラドローン)は、国土交通省からの発注を受け、自社開発のドローン搭載型レーザTerra Lidar(以下 テラライダー)を活用し、福岡県朝倉市にて砂防堰堤の3次元起工測量を初めて実施しました。これにより、砂防堰堤における工事の正確な施工管理に貢献しました。

本測量は、樹木伐採前の現場にて実施。ドローン搭載型レーザを活用することで、植生下のデータ(地表データ)も取得することができます。およそ20分の飛行で、5〜7haもの測量を完了させたほか、±10cmの高精度な地表データの取得にも成功しました。九州地方は、山地が多く植生密集地も多いため、今後も同地域でさらなるドローン搭載型レーザの導入・普及が見込まれます。

テラライダーは、早稲田大学との共同開発により、価格を従来の1/3以下(1000万円以下)に抑えたドローン搭載型レーザ。レーザシステムは、従来価格がおよそ3000万〜4000万円と高額なため、多くの建設企業・建設コンサルタント・測量会社にとって導入が難しい現状がありました。しかし、弊社のテラライダーの開発により、より多くの現場でレーザシステムの活用が進みつつあります。

弊社は、施工管理や災害時の状況把握などを目的とし、ドローン搭載型レーザによる測量を国内外で350回以上実施しており、国内実績はNo.1。今後もテラライダーの導入を進めていくと同時に、これまでの実績を生かし、樹木管理をはじめとする日本全国の様々なご要望に応えてまいります。

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今回測量を実施した砂防堰堤(福岡県朝倉市)

 

今回取得した、地形・植生データ(オルソ写真)

 

今回取得したオリジナルデータ(植生などの取得点群データ含む)

 

精度検証結果-1(合格:基準値±10cm以内)

 

精度検証結果-2(合格:基準値±10cm以内)

 

■テラドローン株式会社
東京本社・全国7支社に加え、アジア、ヨーロッパ、 北アメリカ、南アメリカ、アフリカ、オセアニアの世界25カ国以上に支社を構える、世界最大の産業用ドローンソリューションプロバイダー。海外では石油・ガス、電力、マイニング分野を中心とした保守・点検サービスの展開を加速させているほか、建設、GIS、UTMなど幅広い分野でもソリューションを提供している。災害復興や区画整理を目的とした大規模な政府プロジェクトや長距離送電線点検など、多くの実績も有する。
日本では大手ゼネコン・建機メーカー・測量会社等からの案件を中心に、600回以上のドローン測量実績があり、i-ConstructionのUAV測量実績も全国トップクラス。現在は国内外で350件以上のUAVレーザー計測の実績を基に、早稲田大学との共同開発によるLiDARシステム「Terra Lidar」の開発に成功。国内外への販売を拡大している。
これまでの出資先として、ドローン運行管理システム(UTM)の開発・サービスを行うUnifly社、長距離および目視外飛行に適した固定翼機を開発するC-Astral社、石油タンク点検用のドローン開発・サービスを行うRoNik Inspectioneering社、自社開発のガス検知システムで特許を取得しているVentus Geospatial社、鉱山向けのSLAM技術を有するInkonova社など多数。今後もドローン最先端技術を持つ世界の企業へ出資を続けていく。

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■本件に関する問い合わせ
テラドローン株式会社
電話 : 03-6419-7193
メール:support-terralidar@terra-drone.co.jp
会社HP:https://www.terra-drone.net/
Terra Lidar 製品HP : https://lidar.terra-drone.net/
Terra Mapper 製品HP:https://mapper.terra-drone.net/