気団の間で停滞する梅雨前線の影響を受け、日本列島では5月から7月にかけて梅雨に入ります。大雨が発生した場合に懸念される災害の一つに崖崩れが挙げられます。テラドローンは九州地方の崖崩れ発生地において、UAVレーザを用いた測量を実施し二次災害の防止に貢献いたしました。
崖崩れが発生した現場は植生の影響が非常に強く人の侵入も困難であったため(画像1参照)、ドローンレーザを利用した測量が適切であると判断いたしました。また、一日で計測が完了するというドローン測量の特徴も、迅速な対応が求められる災害発生現場において大きな利点になります。
(画像1)
画像2が取得したオリジナルデータ、画像3がグラウンドデータになります。前述のように現場は人が侵入できないほど植生の影響が強かったにもかかわらず、植生化の地形情報を問題なく取得し、崖崩れ箇所の地形情報を明確に表示することに成功しています。
(画像2:取得したオリジナルデータ)
(画像3:グラウンドデータ)
また、精度検証の結果は全て誤差5㎝以内に収束。特に標高については標準偏差で4㎝と高精度な計測になりました。
今後も災害防止/復旧に係るドローンの活用に向けたサービスの提供を加速させ、お客様のスムーズな案件遂行に向けたご提案を実施してまいります。
■テラドローン株式会社
2016年に創業。東京本社含め、全国に拠点を構え、海外においても欧州・東南アジアを中 心に事業展開する、世界最大の産業用ドローンソリューションプロバイダー。
世界的なドローン市場調査機関のDrone Industry Insightsによる「ドローンサービス企業 世 界ランキング2020」において、産業用ドローンサービス企業として「世界1位」に選ばれ、 2021年2月にシリーズAで15.1億円を調達した。
測量分野では大手ゼネコン・建設コンサルからの案件を中心に、世界でもトップクラスとな る2,000件以上のドローン測量/点検実績がある。現在、国内導入実績No.1の「Terra Lidar (特許取得済)」の新型モデル「Terra Lidar One」を発売。
点検分野ではINPEXと事業構想「INPEX‐Terra Drone Intelligent Drone構想」を立ち 上げ、DXを推進している。また、同業界向けに特許取得済みのUT(超音波探傷検査)ドロー ンを用いた検査技術も導入している。
運航管理分野では、JAL、KDDI等と共同でドローン社会の実現において必須の運航管理プ ラットフォームである「Terra UTM」の開発を行っている。
■本件に関する問い合わせ
テラドローン株式会社
電話 : 03-6419-7193
メール: info.jp@terra-drone.co.jp
HP : http://www.terra-drone.net