大胆な戦略とスピーディーなアクションで、世界に勝つ

テラドローン株式会社 執行役員 / Unifly COO

羽渕 毅

関西学院大学経済学部卒

大手日系メーカーに8年間従事。主に産業用リチウムイオン電池市場の海外新規事業開発及び新商品開発をアジア、欧州、中東、アフリカ市場向けに担当。

Interview 1

テラドローンに入社した理由は?

世界で本気でNo.1になりたいという気概があり、

世界で勝てる可能性のある企業で働きたかったからです。
前職では、大手メーカーでリチウムイオン電池の海外新規事業開発を担当していました。
当時リチウムイオン電池は、環境保護・再生エネルギー時代において潜在市場規模が大きいと予想されており、世間で注目されていました。

特に私が入社した年は、同社が世界初の電気自動車向けリチウムイオン電池量産工場を作った年で、

技術的に大きな優位性を持っていました。
しかし、優位性を保持していたのも束の間で、リチウムイオン電池を重要市場と捉えた韓国・中国の競合企業が、赤字価格で次々と市場に参入してきたのです。

韓国・中国企業は、技術力が全然追いついていないにも関わらず、立ち上げたばかりの工場で作った製品に10年保証を付け、私が販売していた製品の3割も安い価格で販売し始めました。
このような激しい競争の中では、例え技術優位性があったとしても、
大胆な戦略とスピーディーなアクションが必要となりますが、
リスクが大きく伴う難しい局面も数多くあり、タイムリーなアクションが中々取れず、
私は海外の現場で、優位性と市場機会及びシェアを失っていくのを目の当たりにし、
それに対して何もできない自分にとても悔しい思いをしました。
そこで、テラドローンと出会いました。決め手は、代表徳重の”世界で勝つ”という強いビジョンです。

社長自らが世界を飛び回って市況を感じ取り、リスクをとってスピーディーに判断し、事業投資をしていく。そしてそれを、大きな成長の可能性がある、黎明期のドローン市場で行う。

この方法しか中国・韓国勢に勝てる方法はないと強く感じ、入社を決めました。

Interview 2

テラドローンでのポジションは?

東南アジア事業統括です。現在はジャカルタに駐在しており、

テラドローンインドネシアの代表も兼任しています。

主な仕事は、買収した拠点(現 Terra Drone Indonesia)のPMI(ポスト・マージャー・インテグレーション)及び経営です。

およそ30人からなるインドネシア拠点のメンバーと共に、年間で売上を3倍伸ばすことを目標に掲げ、

邁進しています。さらに、現在はマレーシア拠点の立ち上げも同時進行で行っています。

インドネシア以外の東南アジア市場で、M&Aも視野に入れた参入機会を逃さないことも、

大きな役割の一つです。

Interview 3

テラドローンの魅力は?

たくさんありますが、何より、世界で本気で勝ちたいと思っている仲間と仕事ができることです。

困難な目標でも、同じ志を持つ仲間が結束すれば、単純な人数の足し算ではなく、

そこに化学反応が起こり、掛け算の成果が出ると私は考えています。

その仲間は日本人メンバーにとどまらず、出向先の拠点の現地メンバーも同じことです。

志を同じくした、熱く優秀な世界中のメンバーと一緒に高い目標に向かっていける喜びは、

代え難いものがあります。

Interview 4

今後のビジョンは?

まずは、産業用ドローン市場で圧倒的な世界No.1のポジションをとり、

各産業分野にドローン技術を広め、産業発展に貢献していくことです。

近い将来、「テラドローンのおかげで、インドネシアの各産業分野でドローンの浸透率が高まり、

生産性や安全性が大きく改善された」というようなニュースが聞けたら最高ですね。

インドネシアのどこの現場にもドローンが飛んでいる、そんな世界を作りたいです。