2024年3月19日

【Corporate MVP受賞者インタビュー】グローバル視点でコーポレートガバナンスを強化。再入社1年足らずでMVPを獲得した経営との向き合い方

こんにちは、テラドローン広報チームです。
今回は、先日のCWGM(全社総会)のTerra Drone AWARDにてCorporate部門のMVPを受賞した内部監査チーム・大野綾子さんのインタビューをお届けします。

⏬前回ののCWGM(全社総会)の様子はこちらから⏬
「全拠点・全チーム・パーカーまで”X”で一つに!テラドローン8期下半期総会(CWGM)のハイライト」

2023年に再入社後、1年足らずの期間で受賞に至った大野さん。経営上重要な海外グループ会社を含めた内部監査業務を協力に推進仕切った事が評価され、今回MVPとして選出されました。
そんな大野さんの仕事へのスタンスや取り組み方や、アルムナイとして再入社に至った経緯など、さまざまな視点から語る模様をご覧ください!

ーー早速ですが自己紹介をお願いします。

内部監査チームの大野綾子と申します!前職では、新卒で旅行会社に就職し、コールセンターのオペレーターとしてお客様からの問い合わせ、出発の手配、アフターケアを担当していました。学生時代にはカナダに1か月、台湾に1年留学していたこともあり、「もう1度留学したいな」と働きながら感じていました。
そんな考えを持ちながらお客様から旅の思い出を聞くうちに触発され、入社から約2年半後に海外留学のため退職を決意します。ただ、退職後にコロナ禍となり、収束が見通せない状況で断念しました。

その後、転職活動を通じて出会ったテラドローンに入社し、バックオフィス全般や経理の業務をしていました。1度退職したのですが、2023年に再入社して、事務のマネジメントや経理を経て、現在は海外のグループ会社を含めた内部監査を担当しています。

ーー「出戻り入社」のご理由をぜひ聞かせてください。

1度目の入社時は、業務内容が増えて最後の方は事務、経理、月締め、在庫管理、生産管理など非常の他領域に跨って仕事をしていました。その後、社内で規定や稟議などの制度を導入した時期とも重なり、手が回らない状況で自分自身の業務スキルに不安を感じ、悩んだ末に「一旦落ち着いて、自分に何ができるか試したい」と退職しました。

テラドローンでの経験から、次の会社では1から自分で業務を引き受け、当時の上司から「業務改善で助けられている」と評価していただいていました。一定の充実感を感じながら日々を過ごしていましたが、退職後も頻繁にテラドローンの人たちから連絡をもらっており、「今だったらこんな仕事ができるよ」と熱心に声をかけていただいていました。そうした声やテラドローンの外でも活躍できるという自信を持てたことも後押しし、「自分が戻ることで今働いているメンバーが働きやすい環境になるのであれば、もう1度チャレンジしたい」と感じて再入社を決意しました。

ーー再入社から1年足らずでのMVPですが、率直な感想はいかがですか?

「何で私が!?」と思いました。コーポレート部門は個性的で知識豊富なメンバーがたくさんいる中、下半期は経験したことがない業務をやってきたので自分では結果を出せていない印象がありました。もっと頑張っている人がいると思いつつ、私を選んでいただいたことは何かしら響くものがあったのかなとも受け止めています。

ーー改めて、今回のMVPの背景にあたる実際の業務について具体的にどんな事をしていたのか教えてください。

2023年9月に内部監査の仕事を始めて以来、主に国内及び海外のグループ会社における内部監査を進めてきました。

あまり馴染みのない仕事だと思うので簡単に説明すると、内部監査とは、会社から依頼した業務を従業員が適切に行っていることを監査によって裏付けて証明することです。内部監査を通じて効率的かつ効果的に業務を遂行できるように支援し、会社の健全性や信頼性を高めるため重要な活動です。

口頭確認だけだと事実かどうかの裏付けを取るのが難しいことが多いため、証憑を基に具体的な運用、管理方法を整備していくような業務を担当しました。テラドローンでは海外グループ会社が複数社ありますので、実際に海外に赴きグループ会社の監査を実施しました。

難しいポイントとしては、日本国内だとNGな内容でも現地の法律や労務規程上では問題ないケースも存在し、単純に日本と同じことをするわけにはいかないところにあります。
そういった際は、決してその場では判断せず、日本に戻って法律や規程を網羅的に確認しルールに則り適切に機能している状態の有効性が担保されているかを確認し報告することが重要です。

他にも、日々皆さまが業務する中で何か問題が起きていないか、起きるような状況になっていないか確認し、問題点がある場合は改善提案を行ってきました。そうした繰り返しの努力ややり切ったことで徐々に仕組みが回り始めたことが評価の対象になったのだと感じています。

ーー難易度の高い業務を最後までやり切った要因はどんな部分にありますか?

ガバナンス・プロセス、リスク・マネジメントを強化していくために「どうにかしなきゃいけないよね」と経営管理メンバーが一致団結して取り組めていた部分が大きいです。ここは常勤監査役のメンバーにも支えられましたし、副担当の高屋敷さんも国内を積極的に見てくれたのでパワフルに進めることが出来ました。結果的に監査役より「初めてにしてはできているよ」と評価をうけて達成感も感じています。

ーー次に大野さんの仕事のコアとなっている意識やスタンスの部分を教えてください。

特に2つのことを意識しています。1点目は、自分自身が体現者であることです。会社がどうあるべきか、どうしていきたいかといった部分では、皆が同じ方向に進むかが大事です。ただ、皆が同じ意見であることはないので、さまざまな考えの中で理解や同調を得るためにまず自分が体現して伝えることが重要だと思っています。

個人的には、質問に対してすぐに答えられることを大切にしています。即答できることは自分で業務の落とし込みができていると言える反面、すぐに答えられないと「自分の理解が足りなかったんだな…」と感じます。
仮に自分が提出した書類で「なぜ、このように書いてあるんですか?」と質問された時に答えられないと、他の部分でも不安にさせてしまう可能性があります。そうしたことがないように、不明点は徹底的につぶすようにしています。Terra Droneが大切にしているValue(行動指針)「Terra Way」の「Ownership」にあたる部分を自然と意識していました。

2点目は、周りの人に「この人に助けられた」と思ってもらえる存在になることです。自分自身がきちんと仕事を全うすることで、相手を助けることにもつながりますし、上司や仲間の依頼に応えることでその人が注力したい業務に時間を割けるようにもなります。
そうした意味では、自分がパフォーマンスを発揮して周囲が無駄な労力を割かず本来の業務に取り組める体制になることが大きなやりがいです。内部監査として経営層や会社の考えを代弁できる存在となれるように、わからないことは積極的に確認することを大事にしています。

ーー「”この人に助けられた”と思ってもらえる存在になる」との言葉にホスピタリティを感じますが、なぜ意識するようになったのか教えてください。

旅行会社で働いていた時、「NPS(ネットプロモータースコア)」と呼ばれる指標でリピート率や評判、口コミなどの重要性を学んだことが影響しています。当時はお客様からの声やアンケートを通じて「どれだけ寄り添ったら各指標のポイントが上がるか」に取り組んでいました。さらに言えば、大学でホスピタリティに関して専攻していたことも関係しています。

一般的にBtoBで展開する企業の場合、営業サイドがお客様へのフォローや事務作業などをやるよりは、お客様がより喜んでもらえるためのアプローチを考える方が生産的です。だからこそ、バックオフィス側もNPSなどを生かして営業サイドには見えないお客様の声を拾い上げることが重要だと考えています。

あとは、評価うんぬんを抜きに相手が求めている人物像を模索しながら業務をするように心がけています。「一緒に働けてよかった」を引き出せた時には「よっしゃ!」と感じますね。

ーーそこまで徹底して仕事を進められる要因はどんなところにありますか?

ミスをしたくない一心ですね。自分が間違った情報を伝えることで、間違った方向に進んで誰かの負担になり得る可能性もあります。規程1つを取っても、解釈次第で手戻りが生じて時間のムダになることは避けたいと思っています。

あとは、「なんでわからないの?」と思われることが単純にイヤなんです。感謝される存在になりたいのに、わかっていないと思われるとそうした存在にはなれなくなってしまいます。だからこそ、「この人に聞けば何でもわかる」と思われるように徹底的に確認してミスを起こさないようにしています。

ーー「会社がどうあるべきか」といった方向性やビジョンを徹底して体現し続けるのはなかなか難しいですが、大野さん体現ができるのはどんな理由がありますか?

内部監査の仕事を通じて経営層と近い立場で働けていることが大きいですね。取締役の関さんとの週1回のミーティングをしており、会社をどうしていきたいかの部分を擦り合わせしていますし、経営管理部の定例の打ち合わせでは「今月はここまでやらないといけない」「会社としてこの準備を進めていきます」といった部分がしっかり明確化していることで迷わずに仕事が出来ていると感じています。 

会社には規程がありますが、現場に沿った形で落とし込み、有効性も担保しなければなりません。業務フローを見る中で会社全体の理解を求められる機会が内部監査の仕事を通じて多くなりました。

海外のグループ会社に行った時も、現地のメンバーから”仲間意識の大切さ”を耳にする機会が多くありました。経営陣が会社としてどうあるべきかを短期的・長期的な目線でグループ会社に伝えていることを感じたからこそ、自分でも意識するようになったのだと思います。

ーーこれからテラドローンでやっていきたいことや目標を教えてください。

まずは、ガバナンス強化に向けた経営管理体制を整えることが短期的な目標です。ただ、これらはあくまでも通過点です。その先にどうやって伸びていく会社にするかや、会社のパフォーマンスを最大化させる点に力を入れたいです。内部監査視点で、企業価値の増大や経営目標の達成を支援し、経営効率の増進及び事業目標の実現ができる仕組み作りに貢献したいです。

ーー最後に、テラドローンでこれから一緒に働く人たちに向けてひと言お願いいたします!

テラドローンはスタートアップではありますが、未経験でも色んな経験ができる会社です。経営陣が身近にいてやりとりできることが魅力ですし、周りには専門知識を持ったメンバーがたくさんいます。自分の視野を広げて試してみたいと思う人におすすめの会社ですので、是非お待ちしています!

Terra Droneでの働き方が少しでも気になる方はこちら!

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