2018年11月5日

アフリカ市場に進出

テラドローン株式会社(東京都渋谷区、代表取締役/徳重 徹、以下テラドローン)は、アフリカ大陸に初進出し、鉱業向けソリューションを中心とした南アフリカ支社を設立することとなりました。

テラドローンは、ドローン業界を牽引し、日本発で世界に展開するグローバルベンチャー企業です。金やダイヤモンドの世界有数の産出国である南アフリカ共和国に設立する今回の支社では、採掘量の増加と人的安全性の確保の必要性から、テラドローンの最先端マイニングソリューションを提供し、アフリカ産業のさらなる発展につなげる狙いです。

かつて世界一の金の採掘量を有した南アフリカ共和国では近年、採掘量の減少と他国の台頭により金採掘量が世界8位にまで低迷。さらに、鉱山の崩落や死亡事故などの頻発により人的安全性の確保が急務となっています。

これらの問題を解決すべくテラドローンの南アフリカ支社では、ドローンを用いたトータル鉱業向けソリューションを提供。鉱業分野で活躍するドローンの地下マイニングの活用に関しては、地下内では衛星からのGPSが通じないことや、暗くて狭い特徴的な環境に適応するのが難しいため、使えるドローンや技術は限られてきます。これに対してテラドローンでは、テラグループのInkonovaABの有する独自の地下マイニング技術を用いた坑内掘り向けのソリューションのサービス提供も既に開始している。

今回の新支社設立で、南アフリカでの新規の雇用の創出、また安全性の向上による人的被害の削減、さらには、点検精度の上昇などによるコストカットを通じて課題解決に大きく寄与することが期待されています。また今後は、既に保有している技術を南アフリカ共和国にとどまらず、人口12億人にも上るアフリカ全土へ、さらに安全で質の高い鉱業ソリューションをアフリカから、世界へ発信していく予定です。

■ テラドローン株式会社

テラドローンは商業用ドローン業界を牽引するグローバルベンチャー企業。日本を始め、APECやEU、 アフリカ、アメリカ、インドなど世界で10支社展開する。テラドローンは、鉱業ソリューションの提供、建設、施設点検、オイル&ガスというサービスの他にも「Terra Mapper」をはじめとした3次元点群生成/解析ソフトウェア、ハードウェア、ドローン運行管理システム(UTM)をトータルソリューションで提供している。UTM事業では、運行管理システムのヨーロッパメジャーであるUnifly社と提携し、筆頭株主として、各国に最適化させた次世代のシステムの開発を行う。

グループ会社は、2011年創業以来、東南アジアを中心に、EV(電動2輪、電動3輪を製造販売し、海外売上比率85%、年間3万台を売り上げるテラモーターズ株式会社。