テラドローン株式会社(東京都渋谷区、代表取締役/徳重 徹、以下テラドローン)は、カザフスタンで主にドローンによるGISサービスを提供するKazUAVへの出資を完了し、同社はテラドローングループの一員となりました。KazUAVはGIS分野にとどまらず、オンショア・オフショアでの石油・ガス設備点検、鉱山の測量・点検、送電線点検や植生管理をはじめ、建築、農業など幅広い分野におけるサービスを提供していきます。さらに、森林火災や洪水などの災害からの復興支援にも貢献してまいります。
今回テラドローンが出資したKazUAVは、2016年の設立以来、政府や国営・民間企業に対し、警備ソリューションのほか、主に道路や送電線の測位を目的としたGISサービスを提供してきました。2018年にはICAO(国際民間航空機関)の依頼で、6つの空港と空港から半径45キロ内のエリアである、およそ400万ヘクタール(東京都約20個分)のマッピングプロジェクトを実施した実績もあります。
カザフスタンにまたがるカスピ海、アラル海周辺では大量の石油が生産されています。この周辺地域には多くの石油・ガス設備があり、低コストで効率的なメンテナンスが必要とされています。さらにカザフスタンは世界第9位の国土面積を誇ることから、広大な国土の把握にもドローンの活用がさらに見込まれます。
KazUAVのCEOであるガークシン・ユージェニー氏は「テラドローングループの一員になれたことを嬉しく思う。テラドローンには、25カ国以上の国々からの最先端技術や知見が集約されている。これを生かしたサービスをカザフスタンで提供し、世界でもトップのUAVサービス大国となっていきたい。」と語りました。
テラドローンのCEOである徳重徹氏は「より幅広い分野でドローンソリューションを世界展開していきたいというビジョンにおいて、お互い強く共感することができた。KazUAVはすでにカザフスタン国内におけるリーディングカンパニーだが、これまで以上に同国内のドローン市場を引っ張っていってほしい。」と述べました。
今回の出資により、KazUAVが長期にわたり築いてきた現地でのサービスネットワーク、そしてテラドローンが所有するUTMシステム、AI技術、UT検査技術、SLAM技術など幅広い最先端技術を組み合わせることで、より付加価値の高いサービスの提供につなげてまいります。
■テラドローン株式会社
東京本社・全国7支社に加え、アジア、ヨーロッパ、 南アメリカ、アフリカ、オセアニアの世界25カ国以上に支社を構える、世界最大の産業用ドローンソリューションプロバイダー。海外ではオイル&ガス、電力、マイニング分野を中心とした保守・点検サービスの展開を加速させているほか、建設、GIS、UTMなど幅広い分野でもソリューションを提供している。災害復興や区画整理を目的とした大規模な政府プロジェクトや長距離送電線点検など、多くの実績も有する。
日本では大手ゼネコン・建機メーカー・測量会社等からの案件を中心に、600回以上のドローン測量実績があり、i-ConstructionのUAV測量実績も全国トップクラス。現在は国内外で300件以上のUAVレーザー計測の実績を基に、早稲田大学との共同開発によるLiDARシステム「Terra Lidar」の開発に成功。国内外への販売を拡大している。
2016年には筆頭株主として、ドローン管制システム(UTM)の開発・サービスを行うUnifly社(ベルギー)へ出資し、昨年には追加出資を完了。世界各国でUTMシステムを展開している。
今後もドローン最先端技術を持つ世界の企業へ出資を続けていく。
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■本件に関する問い合わせ
テラドローン株式会社
電話 : 03-6419-7193
メール: info.jp@terra-drone.co.jp
HP : http://www.terra-drone.net