欧州でUTドローンの導入が加速!設備点検における、安全性の向上・レポート作成の簡素化・稼働停止期間における損失の削減が可能に
今年10月、テラドローンのグループ会社であるTerra Inspectioneering(本社:オランダ)が、世界最大の窒素肥料メーカーであるヤラ・インターナショナル(本社:ノルウェー)に対し、UTドローンによるプラント設備点検を実施いたしました。
本点検では、Terra Inspectioneering社製のドローンで、目視点検・板厚検査(非破壊検査)を実施。超音波検査が可能なUTドローンで、板厚検査をすることにより、点検作業員が設備内に立ち入る時間を最小限にすることで、感染リスクを避けた、より安全な点検サービスを提供いたしました。目視点検において、Flyability社の製品を使用しました。
さらに、前述の新型コロナ対策以外にも、UTドローンを使用することで、安全性の向上、レポート作成の簡素化、設備稼働停止期間における損失の削減など、様々なメリットがあります。現在、資源が豊富な欧州では、UTドローンが、主に石油化学系の設備点検に活用されつつあります。
ヤラ・インターナショナルは、ノルウェー・オスロに本社を置き、世界50カ国以上に拠点を持つ、世界最大手の窒素肥料メーカー。尿素・硝酸塩・アンモニアなどの窒素化合物を主とした窒素肥料の製造・販売などを行っています。
▼UTドローンが屋外で板厚検査を実施する様子(動画)
https://www.youtube.com/watch?v=2aN8DQI0GLY
※今回実施した点検の様子ではありません。他のプラントでの点検時の様子です。
■Terra Inspectioneering
Terra Inspectioneeringは、2016年5月13日にRoNik Inspectioneeringとしてスタート。板厚検査を含むオイル&ガス系貯蔵タンクの点検・メンテナンスを中心としたサービスを長年提供してきており、欧州の大手オイル&ガス会社を中心に200件以上の実績をもつ。オランダのアムステルダムで行われたコンテストThe Drone Hero Europe 2019で、欧州でトップのドローン企業に選出される。2019年にテラドローンが出資を完了させ、同社はTerra Inspectioneeringに社名を変更。現在では、独自のUTドローンを用いた、タンクの壁厚点検に注力。ドローンを使った肉厚測定技術も開発し、特許を取得。目視検査や熱検査も行う。ドローンで収集した検査データは、クラウド上の検査対象物の3Dモデルを介して共有され、クライアントがアクセス可能なシステムを構築。
■テラドローン株式会社
2016年に創業。東京本社含め、全国に拠点を構え、海外においても欧州・東南アジアを中心に事業展開する、世界最大の産業用ドローンソリューションプロバイダー。世界的なドローン市場調査機関のDrone Industry Insightsによる「ドローンサービス企業 世界ランキング2020」において、産業用ドローンサービス企業として「世界1位」に選ばれる。日本では大手ゼネコン・建設コンサル等からの案件を中心に、世界でもトップクラスとなる1,500件以上のドローン測量/点検実績がある。現在では、独自技術による高精度且つ大幅な低価格化を可能とした「Terra Lidar (特許取得済)」、ドローン前提社会の実現において必須の運航管理プラットフォームである「Terra UTM」、飛行申請から保険までオールインパッケージの簡単なドローン屋根点検アプリ「Terra Roofer」等を開発、販売。
■本件に関する問い合わせ
テラドローン株式会社
電話 : 03-6419-7193
メール: info.jp@terra-drone.co.jp
HP : http://www.terra-drone.net