ドローンと有人機の同時飛行時の運用手順の有効性も併せて検証
テラドローン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:徳重 徹、以下「テラドローン」)は日本航空株式会社(以下「JAL」)および国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下「JAXA」)と、兵庫県養父市にて小型固定翼ドローンの公開実証実験を行いました。テラドローンは、JALと養父市が2020年1月に締結したドローンを活用した地域課題解決を目指す連携協定(*1)をもとに養父市における実証実験に技術協力を行い、2020年3月に小型固定翼ドローンの実証実験を成功させ、医薬品他緊急物資の輸送などドローンを活用した物流サービスの提供による地域課題解決を検討してきました。
今般、滑走路を必要とせず少ないエネルギーで長距離飛行が可能な小型固定翼ドローンを用いた災害応急支援物資の輸送を行うと同時に、JAXAの協力の下、災害時におけるドローンと有人航空機の運用調整を想定した、ドローンと有人航空機の位置共有及び衝突回避の有効性を検証する実証実験を公開しました。
今回の実証実験を通じて、テラドローンは養父市やJAL、JAXAの協力の下、医薬品他緊急物資の輸送などドローンを活用した物流サービスに関する運用の課題抽出や事業化に向けた検証ならびにドローンと有人航空機の情報共有システムの有効性の検証などを行って参ります。
(*1)JALと兵庫県養父市が連携協定を締結、ドローンを用いた地域課題解決を目指す
参照:https://press.jal.co.jp/ja/release/202001/005461.html
【実証実験概要】
実験時期 :2020年3月
飛行経路 :公立八鹿病院敷地~(八木川上空)
~国民健康保険出合診療所付近までの約25km
輸送物 :災害応急支援物資(包帯などの衛生物資、市販薬、模擬アンプル)
無人機運航管理システム:Terra UTM
【公開実証実験概要】
実験時期 :2020年11月
飛行経路 :関宮地域局~(八木川上空)
~国民健康保険出合診療所付近までの約5km
輸送物 :災害応急支援物資
(包帯などの衛生物資、市販薬、模擬アンプル)
無人機運航管理システム:Terra UTM
有人機運航管理システム:D-NET
【主な役割】
テラドローン :Terra UTMの提供、および小型固定翼ドローンの運航
JAL :安全文化の醸成、旅客機運航の知見を活かした運航管理ノウハウの提供
JAXA :実証実験エリアを飛行する有人機情報の災害救援航空機情報共有ネットワーク(D-NET)を活用しての提供
養父市 :実証実験などに際しての地域および関係者との調整など受け入れ態勢の構築と維持
【本実証実験の協力】
公立八鹿病院組合、国民健康保険出合診療所、出合校区協議会:実証地の提供および協力
株式会社メディセオ:試験用機材(輸送用筐体、模擬アンプル、温度ロガー)の提供
テラドローンは業務用ドローンサービスのリーディングカンパニーを目指します。昨今、世界では至る所でイノベーションが起きています。なかでもドローンは今まで人間が行っていた多くの仕事を圧倒的に、そして効率的に行うことができます。テラドローンは今後のドローンの可能性を信じ、今まさに起きている空の産業革命を牽引し、より便利で豊かな世界を提供していきます。
■テラドローン株式会社
2016年に創業。東京本社含め、全国に拠点を構え、海外においても欧州・東南アジアを中心に事業展開する、世界最大の産業用ドローンソリューションプロバイダー。世界的なドローン市場調査機関のDrone Industry Insightsによる「ドローンサービス企業 世界ランキング2020」において、産業用ドローンサービス企業として「世界1位」に選ばれる。日本では大手ゼネコン・建設コンサル等からの案件を中心に、世界でもトップクラスとなる1,500件以上のドローン測量/点検実績がある。現在では、独自技術による高精度且つ大幅な低価格化を可能とした「Terra Lidar (特許取得済)」、ドローン前提社会の実現において必須の運航管理プラットフォームである「Terra UTM」、飛行申請から保険までオールインパッケージの簡単なドローン屋根点検アプリ「Terra Roofer」等を開発、販売。
■本件に関する問い合わせ
テラドローン株式会社
電話 : 03-6419-7193
メール: info.jp@terra-drone.co.jp
HP : http://www.terra-drone.net