こんにちは、テラドローン広報チームです。
先日実施したコーポレートサイトのリニューアルについて、前回に引き続きHR/PRチームの鈴木遥花さんとデザイナーのYUTOさんによるクロストークをお届けします。
約半年をかけてリニューアルした今回のサイトは、全体のコンセプトとして「グローバル」や「未来」といった要素に重点が置かれています。
新産業や次の時代を切り開こうとする私たちの取り組みを、「会社の顔」ともいえるサイト上でどう表現するか。
そんな命題を抱えながら、ティザー動画やプロダクトのロゴデザイン制作も進めました。
さらにリニューアルに合わせ、新たにオウンドメディア「Terra Post」を立ち上げました。
今回のトークではオウンドメディアを立ち上げた理由とともに、「王道ネーミング」の法則性に関するエピソードにも是非注目してご覧ください!
‐前編はこちら
【コーポレートサイト刷新の裏側トーク(前編)】ポイントは「余白」。ゼロベースから始めた全面リニューアルの舞台裏を大公開!
ーー今回、サイトに関しては国内と国外でテイストを変えている部分もあると思いますが、それぞれをどう切り分けて考えたのか教えてください。
鈴木:国内だけで展開する事業と海外を含めて進む事業があるので、まずは正しく整理しました。そして、デザインに関しては「日本で理解されやすいデザイン」と「海外で理解されやすいデザイン」は異なると考えており、国内外で別デザインと構成でリニューアルすることを検討していました。
YUTO:言語を翻訳するだけの海外版サイトは正直言って必要性がなく、ローカライズな要素が重要になります。NotionやAsanaなどグローバルに展開するサービスも国や市場に合わせてデザインやトーン、メッセージなどを変えています。その前提に沿い、薄い色合いのデザインでトーンを統一させて見やすさやスタイリッシュさを示すようにしました。
ーー今回、プロダクトのロゴも作りましたが、当初から作成する計画はあったんですか?
YUTO:サイトの動きが進む前から話としてあがっていた感じですね。そもそも、Terra Drone IndonesiaやUniflyなど海外のグループ会社を含めて統一していくのか?という話もあり、どんな規則性やロジックを持たせるか考える必要もありました。
プロダクトのネーミングについても、「Terra」が付いているものとそうでないものがこれまでバラバラな状態でした。今後の事業展開を踏まえ、このようなプロダクトやサービス名なども整えてないといけないなとなりましたね。
鈴木:今後よりグローバルに展開していくためにも、統一性を持たせて育てていこう!のコンセプトでやっていきました。社内でもプロダクトの呼び方にバラつきがあったので、「この機会を逃したらいつやるんだ」と言えるほどいいタイミングだったと思います。
ーーこの取り組みもかなり時間がかかりましたか?
YUTO:ロゴのデザイン自体はそこまででもなかったですが、全体的な時間は結構かけましたね。名前の部分もそうですし、海外メンバーにも意見を聞いたり、説明をしたりして合意形成を図りながら進めたので、コミュニケーションに時間を費やした印象です。
鈴木:サイト刷新以外の動きを含めた全体的な取り組みは結果的に1年がかりで進めてきましたが、結果的に社内でコミュニケーションを図りやすくなりましたね。
ーー今回は動画も制作していますよね。インパクトがあって社内での反響も大きいですが、どんな意図で制作を進めましたか?
YUTO:サイト刷新を計画した当初の段階では動画を作る話はあがっていませんでした。途中で作ることになりましたが、テラドローンの事業やその先の未来を示し、「挑戦」や「可能性」といったメッセージの発信や社内のエンゲージメント向上、採用などにも寄与するように意識しました。
動画は直感的にわかりやすくて「なるほどな」と思ってもらえることが重要になります。テンションが上がってイメージが湧くようにすることにはこだわりましたね。
鈴木:新産業だからこそ、対外的に見せられる素材が少ないことがこれまでの課題でした。現在やっていることを見せることは可能ですが、それは他社にもできることなので差別化につながりません。それよりも我々にとっては、空という領域でドローンや空飛ぶクルマを活用してこの先何をやってどんな世界を築こうとしているかを示すことが重要です。
今回の動画は、私たちが成し遂げたい今後の世界をビジュアルとして示せるようになり、テラドローンに関わる全てのステークホルダーにより具体的に伝わるようになった点がよかったと思っています。ミッション刷新の説明会の際にも動画を社内に先に流しましたが、かなり盛り上がりました。そうした点からも会社にとって大切な財産が出来たと思っています。
ーー動画もサイトと同様にこだわりが伝わってきますが、デザインや技術的な要素ではどんな部分を意識しましたか?
YUTO:ティザー動画なので示せる内容は限られましたが、やはり新たなミッションに込められた「X(クロス)」の部分は意識しました。人や国、地域、事業領域などさまざまな要素をかけ合わせて新たなモノが生まれることを打ち出したいと考えていました。
特に難しかったのは、「何年先を見据えた動画にするか」という点ですね。イメージする時代が2100年か、2050年か、2030年なのかで示すものもかなり違ってきます。僕は2100年の未来をイメージして考えていましたが、実態と理想のバランスを考える上でも悩みました。
鈴木:YUTOさんがかなり先の未来を見据えていたのに対し、私は逆に堅実的に考えていました。各事業部の現在の動きがある中、実態とかけ離れすぎた内容は避けようとも思っていました。YUTOさんとは意見を調整しながら、最終的に少し先の未来である2030年を見据えた内容に落ち着いた感じです。
ーー今後、コーポレートサイトに関してや社内外とのコミュニケーションを図るために進めたい取り組みはありますか?
YUTO:プロダクトデザインの統一などもやりたかったのですが、リソースとして難しく今回は手を付けられませんでした。今後は、グループ会社のデザインなどの魅せ方を統一するのとその会社の魅力をどのように引き出してPRしていくかなどを考えていきたいです。
鈴木:まだまだテラドローンを理解してもらうページは追加した方がいいと思っているので、随時アップデートしていきたいですね。さらにプロダクトやサービスのサイトが出来るまでは、プロダクトの情報を随時更新することも重要です。
今後もM&Aによって会社が成長、拡大するので、中核となるメンバーの採用につなげるためにもオウンドメディアを活用していこうと思います。IPOを目指して動いているからこそ、投資家向けのコンテンツを出していくことも必要になりますね。
ーーオウンドメディアの名称も結構かわいらしくていいですよね。
鈴木:「Terra Post」ですね。略して「テラポス」と言っていますが、コーポレートコミュニケーションチームやHR/PRチームのメンバーとざっくばらんに案を出し合って決めました。この名前にした理由は大きく2つあります。1つは意味合いとして「何が載っているか」が海外でも通じる呼び方であることです。もう1つは「カタカナ4文字最強説」をYUTOさんから教えてもらったことが影響しています(笑)
https://terra-drone.net/terrapost
YUTO:ここは是非使ってほしいのですが(笑)、ポケモンのキャラクターって子どもにも覚えてもらえるように基本的に5文字以内で、ディズニーのキャラクターも指が4本のものが多いんですよ。ネーミングやキャラクターのデザインは、親しみやすさを意識して4つか5つにまとめると愛着を持ってもらえることが多いんだと思います。
鈴木:へぇ、そんな法則があるとは知らずカタカナ4文字最強説を信じていました!
ーーオウンドメディアの運用はかなり労力がかかって大変ですが、今回サイト内に追加した理由を教えてください。
鈴木:社外に向けた情報発信とコミュニケーションの動線を1本化したい目的があります。テラドローンは今、X(旧twitter)やfacebook、LinkedInなど複数のSNSを運用していますが、オウンドメディアを通じてサイトへのわかりやすい動線を引き、テラドローンについて理解を深めてもらいたいと思っています。
YUTO:採用に関してもエージェント経由よりも自社で完結する方が1番効果的ですし、自社のブランドや発信力を強めるためにもオウンドメディアの運用は必要かと思います。短期的には効果を発揮しづらく、継続的に動かす大変さはありますが、とにかくやり続けることが大事ですね。
ーー今回の刷新で新しいコンテンツも多くなったと思いますが、実装も大変だったんですか?
鈴木:実装に関しては外部の方にお手伝いいただきながら、社内の開発部のミコラさんにサーバー構築や公開作業などを担当していただきました。その後の細かい修正や調整なども連携しながら進めています。
YUTO:直前までバタバタしてましたよね、社内のエンジニアのスピードには驚きました。これからもっといいコーポレートサイトにしていきたいですね。
鈴木:YUTOさん、これからも素敵なデザインをよろしくお願いします!
まとめ
今回のサイト刷新を機に、テラドローンは対外的な情報発信やコミュニケーションのさらなる強化を図ります。会社にとって大切な財産となったこのコーポレートサイトが、これからどんな変貌を遂げるのか。
事業領域の拡大やIPOを目指す今後の展開とともに、サイトの存在はテラドローンの将来を示す重要なパーツとなります。これからも変化し続けるテラドローンのコーポレートサイト、是非皆さん気軽に足を運んでみてください!