災害時危険性を孕む最大角度70度急斜面にて当社UAVレーザーを用いた精度5cm以内の地形計測に成功

テラドローン株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:徳重 徹、以下 テラドローン)は九州地方において、災害発生の危険性が高い急斜面の形状把握を目的として、UAVレーザー計測を実施いたしました。

   

 

(左:取得したオリジナルデータ 右:グラウンドデータ)

近年、増える集中豪雨、活発化する地震活動の中、土砂に巻き込まれ死亡者が発生する斜面崩壊が発生しています。このような事故を未然に防ぐため、地形計測を実施いたしました。

今回計測した植生が繁茂し、最大角度70°の急斜地では、人が立ち入り正確な測量を実施することが困難のため、UAVレーザーを活用。植生の繁茂の影響が強かったものの、地表面の高精度なデータを取得することに成功いたしました。(左の画像がオリジナルデータ、右の画像がオリジナルデータをもとに取得したグラウンドデータ)

本案件において精度検証の結果、公共測量におけるレーザードローンの精度目安10cm以内と比較し、全て5㎝以内に収束。特に標高については標準偏差で約1.7㎝と高精度な計測に成功。結果、UAVレーザー計測をご活用いただいたことで、植生の影響を受けない正確な等高線図の作成を実現いたしました。(下の図を参照)

今後も災害防止/復旧に係るドローンの活用に向けたサービスの提供を加速させ、お客様のスムーズな案件遂行に向けたご提案を実施してまいります。

 

■テラドローン株式会社

2016年に創業。東京本社含め、全国に拠点を構え、海外においても欧州・東南アジアを中 心に事業展開する、世界最大の産業用ドローンソリューションプロバイダー。 

世界的なドローン市場調査機関のDrone Industry Insightsによる「ドローンサービス企業 世 界ランキング2020」において、産業用ドローンサービス企業として「世界1位」に選ばれ、 2021年2月にシリーズAで15.1億円を調達した。 

測量分野では大手ゼネコン・建設コンサルからの案件を中心に、世界でもトップクラスとな る2,000件以上のドローン測量/点検実績がある。現在、国内導入実績No.1の「Terra Lidar (特許取得済)」の新型モデル「Terra Lidar One」を発売予定。

点検分野ではINPEXと事業構想「INPEX‐Terra Drone Intelligent Drone構想」を立ち 上げ、DXを推進している。また、同業界向けに特許取得済みのUT(超音波探傷検査)ドロー ンを用いた検査技術も導入している。 

運航管理分野では、JAL、KDDI等と共同でドローン社会の実現において必須の運航管理プ ラットフォームである「Terra UTM」の開発を行っている。 


本件に関する問い合わせ

テラドローン株式会社 広報担当 

電話 : 03-6419-7193

メール: info.jp@terra-drone.co.jp

HP : http://www.terra-drone.net