近年増加する豪雨災害対策として当社UAVグリーンレーザーで河川調査を実施。深さ2.5~3.0mで誤差5cm以内の高精度な河床データ取得に成功。

テラドローン株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:徳重 徹、以下 テラドローン)は北海道において、UAVグリーンレーザーを用いた河床調査を行いました。全地点で誤差5cm以内と、高精度なデータの取得に成功いたしました。

 

近年増加する「豪雨災害」の対策として、河岸侵食や堤防決壊を防ぐためには河川の適切な維持管理が必要です。維持管理の計画には、降雨等複数のケースを想定した流量のシミュレーションが必要となるため、本調査ではシミュレーションに使用する河川の形状把握、及び三次元点群データの取得を目的としています。人力による測量が困難とされる広域に渡る川底と植生が繁茂する陸部(約5ha)の測量において、UAVグリーンレーザーと赤外線レーザーを組み合わせが最適と判断いたしました。

植生の影響が強い場合、グリーンレーザーの特性上、データの取得が困難な場合もございます。そのため、現地ではグリーンレーザに加えて赤外線レーザによる計測も実施。陸部は赤外線、河川部はグリーンによる計測を実施し、より精度の高いデータの取得を実現しております。取得深浅距離についても、2.5mまで獲得しており、河川形状を把握するのに十分な三次元地形データを取得しました。

(取得データのオリジナルデータ)

(グラウンドデータについても、2.5mの深さでもクリアな断面データを取得)

(陸部に設置した対空標識で精度管理を実施。すべて5cm以内の高精度の計測を達成)

グリーンレーザーの活用事例としては河床形状の調査以外にも、堤防設計や橋梁管理、海岸設備設計にもご利用いただけます。これらの活用事例は弊社ホームページのニュース欄からご確認いただけます。

今後もドローンを用いた計測や点検サービスを拡充させ、業界全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)に貢献していきたい所存でございます。

 

■テラドローン株式会社

2016年に創業。東京本社含め、全国に拠点を構え、海外においても欧州・東南アジアを中 心に事業展開する、世界最大の産業用ドローンソリューションプロバイダー。 

世界的なドローン市場調査機関のDrone Industry Insightsによる「ドローンサービス企業 世 界ランキング2020」において、産業用ドローンサービス企業として「世界1位」に選ばれ、 2021年2月にシリーズAで15.1億円を調達した。 

測量分野では大手ゼネコン・建設コンサルからの案件を中心に、世界でもトップクラスとな る2,000件以上のドローン測量/点検実績がある。現在、国内導入実績No.1の「Terra Lidar (特許取得済)」の新型モデル「Terra Lidar One」を発売。

点検分野ではINPEXと事業構想「INPEX‐Terra Drone Intelligent Drone構想」を立ち 上げ、DXを推進している。また、同業界向けに特許取得済みのUT(超音波探傷検査)ドロー ンを用いた検査技術も導入している。 

運航管理分野では、JAL、KDDI等と共同でドローン社会の実現において必須の運航管理プ ラットフォームである「Terra UTM」の開発を行っている。 


本件に関する問い合わせ

テラドローン株式会社 

電話 : 03-6419-7193

メール: info.jp@terra-drone.co.jp

HP : http://www.terra-drone.net